よろしく哀愁
夏が終わりを迎えるとき。
森山直太朗の「夏の終わり」を聴く。
夕方に聴くことが多いが、涼しくなった外気と夕焼けがノスタルジーを増す。
昔は絶対聴かないと思っていた曲たちを、最近思い出してよく聴くことがあります。久石譲の「Summer」や坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」なんかは、歌詞がないのに胸がギュウウウウウウウンンてなる。これが名曲というやつなのか。(安易)
わたしは暑さに弱いので、夏は大嫌いな部類なんですが、季節の変わり目に大好きな秋が近づいてきているのに、それはそれで切ない印象を受けます。それは世間一般的に夏が明るく、楽しく、溌剌とした季節であると認識しているからなのか。
閉じられた季節が迫ってくることで、好きではない季節を惜しむなんて。
絶対海なんか行かないしプールも無理だし、BBQとか夜じゃないと嫌だし、虫が湧くのも、汗かくのも、窓から見えるさんさんと紫外線をビームしている太陽すら嫌です。
秋冬は可愛い洋服がたくさん着られることや、あったかいお風呂に浸かる快感、インスタントのコーンスープすら絶品な季節です。あと年末年始などの家族系イベント多くて大好きです。
わたし的には厳しい冬より、厳しい夏って表現のがしっくりきます。
しかしまだ、わたしは本当に厳しい冬を知りません。
あと2ヶ月もすれば味わうこととなるんでしょうけど。
そんな不安を抱えつつ、今年も夏の終わりを惜しみつつ、「夏の終わり」を聴いています。